対象バージョン: 2026.43.1
Cloud
クラウド編集
CueFlow Cloud は、組織内でプロジェクトを共有し、離れた端末から同時に編集・コメントできます。曲の内容とショーごとの曲順を共有しながら、各端末で開くショーや再生の連動を選べます。作業を渡す前には、右下のクラウド表示で編集と素材の同期状況を確認してください。
組織・プラン・課金について
組織(Organization)の管理、ロール、組織管理ダイアログ、プラン(Free / Pro / Team / Enterprise)、AI クレジット、シートの増減、課金の詳細は、専用ページ「組織とプラン」にまとめています。
ライブ編集と、戻れる保存ポイント
接続中の編集は自動で相手に反映されます。⌘/Ctrl+S は、この端末への保存に加え、あとで戻れるチェックポイントを記録する操作です。「バージョンを保存」で変更の概要を一行残せます。概要を省略しても保存されます。組織を選ぶことと、プロジェクトのクラウド同期を有効にすることは別です。「クラウドプロジェクトを有効化」がオンのプロジェクトが共同編集の対象になります。
アカウントとプロフィール
共同編集には Team / Enterprise の組織が必要です。Viewer / Commenter はゲスト、Editor は無料の CueFlow アカウントでも招待に参加できます。Editor のシートは招待元の組織が用意します。初回参加時に表示名・アイコン・カラーを設定できます。参加後は無料アカウント/ゲストならヘッダーのアカウント/ゲストメニュー、クラウド対応ライセンスで利用中なら設定 → 基本設定 → クラウド共同編集から変更します。
組織とシート
組織ロール(Owner / Admin / Member)は組織全体、プロジェクトロール(Editor / Commenter / Viewer)は招待されたプロジェクトに適用されます。組織メンバーと Editor はシートを使い、同じ組織内の複数プロジェクトに参加しても同じ人は 1 シートです。Viewer / Commenter はシート不要です。複数組織に所属する場合はヘッダーの組織メニューで選びます。招待・シート追加・請求の手順は「組織とプラン」を参照してください。
プロジェクトの保存と同期
- クラウドを有効にする — 新規作成時は組織と「クラウドプロジェクトを有効化」を確認します。既存プロジェクトも保存してから組織を選び、有効化できます。オフのプロジェクトは共同編集に接続しません。
- ⌘/Ctrl+S と「今すぐ同期」 — 新しい同期方式では復元用のチェックポイントを記録します。ローカルに保存できても、クラウドへの反映が完了したとは限りません。右下の状態表示も確認します。
- 保存の状態 — 「クラウド反映待ち」「クラウドに反映中」「アセット待ち」などを区別します。チェックポイントに失敗した場合は「再試行」を使えます。音声・画像の送受信状況も同じパネルに表示されます。
- 「本番用として固定」の制限 — 同期ダイアログのこのオプションは従来方式のプロジェクト用です。新しい同期方式では利用できない旨が表示されます。本番中の全体編集ロックには、このページ後半のマスターロックを使います。
クラウドプロジェクトを開く
ヘッダーまたはようこそ画面の「クラウドプロジェクトを開く」で一覧から選びます。まず曲順・トラック・クリップ・プロンプターを読み込み、音声と画像はバックグラウンドで取得します。未取得の音声は点線のクリップとダウンロード表示になり、右下に取得件数が出ます。音声が揃っていない曲では自動曲送りが待機することがあります。本番前に必要な素材の取得を終え、各端末で再生を確認してください。
- 端末のコピー — 「ローカル保存済み」のプロジェクトは、この端末にもコピーがあります。「ローカルから削除」は端末のコピーだけを消し、クラウド側は残します。
- オフラインで開く — 端末に保存済みのコピーがあれば開けますが、クラウドの最新とは限りません。最終保存日時とオフラインの表示を確認します。
- 不足した音声・画像 — 送信も受信も自動で行います。サーバー側にない素材が通知された場合は、元ファイルを持つメンバーが同じプロジェクトを開いてアップロードを完了させます。
- ガイドビデオ — 動画の配置情報は共有されますが、動画ファイル自体はクラウド転送されません。必要な動画を各端末のプロジェクトの Videos フォルダに用意すると再接続されます。
接続できないとき・内容が食い違うとき
一時的な通信断は自動で再接続します。アプリ更新が必要、権限がない、サービスが未対応などの表示が出た場合は、表示された対応を行ってから再接続してください。手元とクラウドが分岐している場合や、大量の内容が減る変更を受信した場合は、内容を比較する確認が出ます。「最新バージョンを開く」、手元の内容を維持、マージなど、ダイアログに示された選択肢を確認して進めます。保留中は警告から戻れます。自動で保全されたコピーがある場合は「履歴と回復」で確認してください。
オフライン編集と未同期の変更
右下のクラウドメニューからオフラインモードへ切り替えると、接続を止めて端末内で作業できます。新しい同期方式では、記録先を確保できる場合に未送信の編集をこの端末へ記録し、再接続時に送信します。記録できる状態でない場合や閲覧権限しかない場合は読み取り専用です。「未同期の編集」や反映待ちの表示が残っている間は、他の端末への引き継ぎが完了していません。内容が拒否されたときは通知を確認し、履歴と回復で保全内容を確認します。
共同編集する端末のバージョン
参加者全員を同じ最新の CueFlow に更新してから作業してください。複数ショーに対応した形式で一度クラウド保存したプロジェクトには、それより古いアプリから接続・保存できません。古いアプリでローカルファイルを開けても、メインショーしか見えず、曲に属するキューは表示・送出されない場合があります。
ライブ共同編集
曲・MC のライブラリと各ショーの構成が共有されます。同じ曲を複数のショーで使う場合、歌詞・音声・曲に属するキューの編集は、その曲を参照するすべてのショーへ反映されます。曲順やブレークはショーごとに持ちます。同じ項目を同時に編集した場合、後から保存した値が必ず残るわけではありません。上書きされた値は「履歴と回復」で確認できます。
- プレゼンス表示 — 画面右下のクラウドステータスに、接続中のメンバーが絵文字アバター + カラーのアイコンで表示されます(最大 4 人 + 残数)。ホバーで各メンバーの編集対象も確認できます。
- ソフトロック警告 — 他のメンバーが操作中のエリアを編集しようとすると変更が一度止められ、「〜が編集中です」と表示されます。必要な場合のみ「編集を続行」で明示的に上書きできます。
- 取り消し履歴の保持 — ほかのメンバーの変更を受け取っても、自分の取り消し履歴は消えません。競合して適用できなくなった操作だけが通知付きでスキップされます。
- 変更履歴 — 右下のクラウドメニューの「変更履歴」で、編集・取り消し・復元・保存の活動を確認できます。クラウド同期をオフにしたプロジェクトの活動は送信しません。
- 同期のオプトアウト — 右下のクラウドステータスには「再生を連動」と並んで「Solo/Mute/LTC 状態を同期」トグルがあります(既定オン)。オフにすると、各トラックの Solo/Mute、Click/Count のオン/オフ、LTC 入出力設定(受信プロトコル・チェイス・LTC/MTC/Art-Net 出力など)がこの端末だけの状態になり、共同編集中でも本番卓に影響を与えずに別のオーディオを試聴できます。オーディオ・Timecode・Beat の各インスペクター上部のバナーからも切り替えられます。この設定は端末ごとで、音量・パンなどその他の項目は従来どおり同期します。
履歴と回復
- 開き方 — 新しい同期方式のプロジェクトを開き、クラウドプロジェクト一覧の対象行から「履歴と回復」を開きます。保存したチェックポイントの概要・作成者・時刻・完了状態を確認できます。
- チェックポイントの復元 — 完了した行の「復元…」で変更内容をプレビューし、「このチェックポイントに復元」で確定します。現在の内容へ復元の変更を適用し、前後のチェックポイントを残します。直前の版を取得できない場合は追加のみになるなど、プレビューの注意事項を確認してください。
- 上書きされた値・削除されたデータ — 「競合の回復」から値や項目を復元できます。各項目には復元できる期限があります。削除した曲や MC を戻すと、必要な場合はセットリストにも項目が戻ります。単独で復元できないものはチェックポイントを使います。
- この端末の復旧コピー — 送信できなかった変更などを保全したコピーがあると表示されます。「このプロジェクトに復元」があるコピーは、プレビューを確認して復元できます。保全のみで自動復元できないコピーもあります。削除された親項目を先に戻す必要がある場合は案内に従います。
- 従来方式の履歴 — 従来方式では保存バージョンの一覧、読み取り専用プレビュー、曲・MC・トラック・設定などの選択復元を使います。新しい同期方式のチェックポイント画面とは操作が異なります。
コメント
コメントはタイムライン上の時刻や、プロンプトブロック・オーディオクリップ・セクション・MC・Cue / Shot トラックなどの対象に紐付けて投稿できます。
- コメントレーン — タイムライン最上段のコメントレーンにマーカーが表示されます。クリックで本文・返信・ステータス変更のポップアップが開き、ダブルクリックでその時刻に新規コメントを追加します。
- ドラッグで時刻変更 — マーカーはドラッグで移動でき、変更後の時刻はクラウドに保存されます(本人または組織の編集権限者)。
- 再生中の吹き出し — 再生ヘッドがマーカーを通過すると、発言者と本文のミニ吹き出しが約 5 秒間表示されます。
- コメント一覧ウィンドウ — 検索・フィルタ(未解決のみ / 自分宛 / 自分の投稿 / 選択中の対象)付きの独立ウィンドウです。@mention でメンバーに通知することもできます。
- 再配置への追従 — コメントは、セットリストの並べ替えや前の演目の長さ変更、EoS(曲の終わり)の短縮、In-Song 境界の Alt ドラッグ(リップル移動)に自動で追従します。MC ブロックに紐付いたコメントも同様に追従します。到達しない位置を指し続けないよう、EoS やタイムコードブロックの境界を超えた分は境界へ寄せられます。
- コメント付き演目の削除 — コメントが紐付いた演目を削除しようとすると、「演目とコメントを削除 / コメントを別の演目へ移動 / キャンセル」の 3 択が表示されます。移動を選ぶと移動先の曲を一覧から選べ、各コメントは曲内の相対位置を保って移動します(移動先の EoS を超える分は EoS 位置へ集約)。コメントの削除・移動はクラウドへ即時反映され、取り消し(⌘Z)では戻りません。
- 曲の結合・分割 — オンライン中は、置き換わる曲のコメントを新しい曲の対応する位置へ引き継ぎます。確認画面の件数を確認してから確定してください。この付け替えは「元に戻す」では戻りません。オフライン中や別プロジェクトからの取り込みでは引き継ぎません。
セッションチャット
右下のクラウド表示 →「チャット」で独立ウィンドウを開きます。Enter で送信、Shift+Enter で改行します。チャットと入退室・保存などの出来事を表示でき、通知ポップだけを消すこともできます。本文はクラウドに永続保存されず、全員が退出すると共有履歴は消えます。必要な記録はコメントに残すか、「このセッションを端末に記録」(既定オン)のテキストログを使ってください。ログフォルダの表示と削除もチャットウィンドウで行えます。
アクセス権(ロールとエリア別権限)
右下のクラウドメニューから「クラウドプロジェクトの設定」を開きます。「概要」「メンバー」「共有と招待」「詳細な権限」の 4 タブがあります。メンバーの追加やロール変更を行い、必要に応じてエリアごとの編集権限を絞ります。組織ロールとプロジェクトロールの違いは「組織とプラン」も参照してください。
| ロール | 概要 |
|---|---|
| Owner | 組織の所有者。すべての操作に加え、所有権の譲渡ができます。 |
| Admin | メンバー・アクセス権・組織設定の管理ができます。 |
| Member | 組織内のプロジェクトを編集できます。組織設定や課金の管理はできません。 |
| Editor | プロジェクトの編集が可能。エリア別マトリクスの初期値はすべて編集可です。 |
| Commenter | 閲覧とコメントのみ。編集・操作権限は付与できません。 |
| Viewer | 閲覧のみ。 |
| エリア | 内容 |
|---|---|
| Prompter | プロンプトブロックと MC の編集 |
| Cue トラック | Cue トラックとキューの編集 |
| Shot トラック | Shot トラック(カメラ / スイッチング)の編集 |
| Mix・Setlist | オーディオ・ミックス・セットリスト構成の編集 |
| 操作 | 再生・停止などのトランスポート操作権限 |
メンバーごとに各エリアの編集可 / 不可をチェックボックスで割り当てます。Editor は既定で全エリア編集可、チェックを外したエリアは閲覧のみになります。Commenter / Viewer に編集・操作権限を付けようとすると「Editor へ昇格」の確認が表示され、昇格後に割り当てられます。
Viewer / Commenter はプロジェクトを開いた直後やオフライン中も閲覧専用です。ヘッダーに理由が表示され、Lock Mode を解除して編集することはできません。編集が必要なら管理者に Editor への変更を依頼し、再接続してください。
再生の連動・操作権・マスターロック
通常の共同編集では各端末が独立して再生します。全員に再生位置を送る担当者は操作権を取得し、追従する端末で「再生を連動」をオンにします。操作権の取得だけでプロジェクト全体の編集が止まるわけではありません。
本番前に全体の編集を止めるには、Owner / Admin が「マスターロックを発動」を使います。発動時の内容を保存してプロジェクトを固定し、編集をロックします。新しい同期方式でも利用でき、凍結した内容はチェックポイントとして記録されます。「本番用として固定」という同期ダイアログのオプションとは別の操作です。マスターロックは自動解除されません。
操作権の保持者が応答しなくなると取得し直せます。Owner / Admin には引き継ぎや、応答しないマスターロック保持者のロック解除の案内が表示されます。強制引き継ぎ・解除は確認してから実行します。ヘッダーの通常の Lock Mode は、この端末の編集を防ぐためのものです。
開くショーは端末ごとに選びます。別のショーを開いている操作者には追従せず、在席表示に理由が出ます。同じ位置を確認するには、停止または一時停止して同じショーを選んでください。開き直すとメインショーから始まります。
複製・取り込み・クラウドからの分離
クラウド一覧の「複製」は、同じ組織内に新しいクラウドプロジェクトを作り、完了後にその複製を開きます。「名前を付けて保存」は保存先を変えても同じクラウドプロジェクトへ接続します。独立したローカルコピーを作る場合は「ファイル → アセットを含めて保存(クラウドから分離)...」を使ってください。必要な曲だけを取り込む場合はセットリストの「プロジェクトから曲を取り込む…」でローカルファイルまたはクラウドを選びます。クラウド同士の取り込みは同じ組織内が対象で、取り込み先を先に保存する必要があります。取り込んだ曲は元の曲とは独立し、元プロジェクトのコメントは引き継ぎません。
クラウドプロジェクトの削除
削除権限がある場合は「クラウドプロジェクトの設定」→「概要」に削除操作が表示されます。プロジェクト名を入力して確定すると、クラウドのプロジェクト・保存バージョン・コメント・共有されていない素材を削除します。元に戻せないため、必要な場合は先に「アセットを含めて保存」で独立コピーを作ります。これは一覧の「ローカルから削除」(この端末のコピーだけを削除)とは異なります。
課金とシート購入
シートの追加購入やプラン変更は、Owner / Admin が組織管理ダイアログから行います。「クラウドプロジェクトの設定」と「組織設定」は、画面右下のクラウドピルからそれぞれ直接開けます。プラン・AI クレジット・ストレージ・請求の詳しい説明は「組織とプラン」ページを参照してください。